「求人票を作らないといけないけれど、時間がかかるうえに、時間をかけたわりに反応が薄い」——中小企業の採用担当者からよく聞く悩みです。求人票は毎回ゼロから考えると意外と重労働で、後回しにしているうちに募集のタイミングを逃してしまうケースもあります。
この記事では、ChatGPTを使って求人票のたたき台を作る具体的な手順と、出てきた下書きをそのまま公開せずに直すべきポイントを整理します。ChatGPT 求人票 作り方の基本を押さえれば、ゼロから文章をひねり出す時間を大きく減らせます。
ChatGPTは無料版でも求人票作成に十分使える
ChatGPTと聞くと「有料版でないと実用的な文章は作れない」と思っている方が少なくありません。しかし求人票づくりに関しては、無料で使えるモデルでも十分に対応できます。
ChatGPTは有料版でなければ使えないという思い込みこそが、求人票づくりを遠ざけている最大の要因です。 まずはアカウント登録だけして、実際に触ってみることが最初の一歩になります。
なお、この記事で紹介するのは求人票そのものの原稿づくりに絞った内容です。応募数を実際に増やすには、掲載する写真の工夫や面接時の対応など、採用活動全体の見直しも欠かせません。その部分は別の機会に扱います。
ChatGPTで求人票を作る3ステップ
ChatGPTで求人票を作る流れは、大きく分けて次の3つです。
- ペルソナを設定する
- 求人票のたたき台を作ってもらう
- 「無茶振り」でたたき台を磨き込む
それぞれ順番に見ていきます。
ステップ1: ペルソナを設定する
最初にやるべきことは、いきなり求人票の文章を書かせることではありません。「誰に来てほしいか」という理想の人物像、いわゆるペルソナをChatGPTと一緒に固めることです。
業種・職種・お店や会社の名前といった基本情報を伝えたうえで、「質問しながら一緒にペルソナを整理してほしい」とお願いすると、ChatGPTが年齢層や生活スタイルなどについて質問を返してきます。それに一つずつ答えていく対話を重ねることで、求める人物像がだんだん言語化されていきます。
「誰でも歓迎」と書きたくなる気持ちも分かりますが、これは避けたほうがよいポイントです。ペルソナが定まっていない求人票はぼんやりした内容になりやすく、結果として誰の心にも刺さらない文章になってしまう傾向があります。
ペルソナが固まった時点で、求人票づくりの大部分は終わったと言えるくらい、この工程は重要です。
ステップ2: 求人票のたたき台を作ってもらう
ペルソナが整理できたら、そのままChatGPTに「このペルソナをもとに求人票を作成してください」と依頼します。ここまでのやり取りを踏まえて、まとまった分量の求人票がすぐに出力されます。
出てきた内容に条件面の過不足があれば、後から追加で伝えれば問題ありません。「時給を◯円に変更してください」のように条件を伝え直すと、該当箇所だけを直して返してくれます。どこを変更したか分かるように示してくれる場合もあるので、修正のたびに全文を読み返す必要もありません。
ステップ3: 「無茶振り」でたたき台を磨き込む
ここまでの2ステップでも、一見完成した求人票のように見えます。ただ、実際にはここからがもう一段階の勝負どころです。
たたき台に対して、あえて踏み込んだ追加の依頼をしてみます。たとえば「実際に働いている人の1日の様子を、少しドラマチックに書いてみてください」といったオーダーです。すると、通常の求人票にはあまり出てこないような表現や情景描写が返ってくることがあります。
すべてをそのまま採用する必要はありませんが、こうした「無茶振り」を試すことで、他の求人票と似たような無難な文章から抜け出しやすくなります。ChatGPTへの依頼は、最初から細かく指示しすぎるより、大まかな方向性を伝えるくらいがちょうどよく、遊び心を持っていろいろな依頼を試してみる姿勢が、結果的に個性のある求人票につながります。
そのまま使えない下書きをどう直すか
ChatGPTが作った求人票は、あくまでたたき台です。公開する前に、必ず人の目で確認して直す工程を挟む必要があります。
AIが作った文章は、そのまま公開する前提ではなく、必ず自社の実情と照らし合わせて直す前提で使うべきです。
確認しておきたい観点は主に次の通りです。
- 表現のトーンが職種や社風に合っているか(演出を効かせた表現は、業種によっては馴染まないケースもあります)
- 時給や勤務時間、応募資格などの条件が、実際の募集内容と食い違っていないか
- 年齢や性別を不必要に限定するような表現になっていないか
特に条件面の記載ミスは、応募者とのトラブルや、掲載後の修正対応につながりかねません。ChatGPTはあくまで文章を組み立てる役割と割り切り、内容の正しさを最終確認するのは人の仕事だと考えておくと安心です。
求人原稿だけでは応募は増えない
求人票の文章を磨き込むことは大切ですが、それだけで応募が集まるとは限りません。求人票と合わせて、掲載する写真の見せ方や、応募が来たあとの面接での対応まで含めて、採用活動全体を整えていくことが欠かせません。
求人票の完成度をどれだけ高めても、写真や面接対応が伴わなければ、応募にはつながりにくいのが実情です。 求人原稿づくりはあくまで採用活動全体の一部だという前提を持っておくと、力の入れどころを見誤らずに済みます。
まとめ
- ChatGPTは無料版でも求人票づくりに十分使える。まずはペルソナ設定から対話形式で進めるのがコツ
- ペルソナ→たたき台作成→「無茶振り」による磨き込みという3ステップを踏むと、無難になりがちな求人票から一歩抜け出しやすくなる
- ChatGPTが作った下書きはそのまま使わず、トーンと条件面を必ず自社の実情と照らして直してから公開する
ChatGPTを使った求人票づくりは、今日から誰でも試せる小さな一歩です。まずはお気軽に無料相談からご相談ください。
