求人を出しても応募が集まらない、応募はあっても求人票を最後まで読んでもらえていない——こうした悩みを抱える採用担当者は少なくありません。文章をどれだけ工夫しても、読まれなければ意味がありません。実は、求人票の写真の選び方を見直すだけで、応募のされやすさが変わることがあります。この記事では、Indeed・ハローワークといった求人媒体で「仕事の中身」を写真でどう見せるか、選び方の原則を解説します。
求人票の写真が応募数を左右する理由
求人票を見る人は、必ずしも文章を最後まで読むわけではありません。特に若い世代の求職者は、長い文章を読み込むよりも先に、写真の見た目でその求人をクリックするかどうかを判断する傾向があります。写真は「読んでもらうための入り口」であり、文章より先に目に入る要素として、応募の第一関門を担っていると考えられます。
求人票に添えられた写真の印象が薄かったり、現場の様子が伝わらないイメージ写真だったりすると、その時点で候補者の興味を引けず、本文まで読み進めてもらえないまま離脱されてしまうケースもあります。逆に、仕事の中身が一目で伝わる写真であれば、「もう少し詳しく見てみよう」という気持ちにつながりやすくなります。
Indeed・ハローワークにおける写真の役割
Indeedをはじめとする求人媒体の多くは、1件の求人に対して複数枚の画像を設定できる仕様になっています。文章を縦にスクロールして読ませるのではなく、写真を1枚ずつスワイプして見せられる点が特徴です。この「複数枚を見せられる」という仕様は、求人票の見せ方を考えるうえで大きな意味を持ちます。
1枚の画像だけでは、興味を持った候補者がそのまま離脱してしまう可能性がありますが、複数枚の画像を用意しておくことで、1枚目で興味を持った候補者に次の画像も見てもらいやすくなります。画像それぞれが小さな見出しのような役割を果たし、候補者に「もう少し見てみよう」と思わせる機会を何度も作れる、という発想です。
ハローワークをはじめとする他の求人媒体でも、画像の仕様は媒体ごとに異なります。求人票を作成する前に、自社が利用する媒体で画像を何枚まで、どのようなサイズで掲載できるのかを確認しておくことが欠かせません。そのうえで、「文章だけでは伝わりにくい現場の様子を、画像で補う」という考え方自体は、媒体を問わず共通して有効です。特に製造業のように、工程や機械の扱いなど言葉で説明しづらい作業が多い業種ほど、写真で見せる効果は大きくなります。
応募が集まる求人票の写真、選び方の原則
求人票の写真を選ぶ際に意識したい原則は、次の通りです。
- 一枚目は「見たい」と思わせる、仕事内容が一目で伝わる写真にする
- 複数枚を使って、作業の工程を順番に見せる
- 実際の現場・実際の作業風景を撮影したものを使う
- 採用したい人材像が働く姿を想像できる写真を選ぶ
- 各写真に短いテキストを添えて、見出しの役割を持たせる
一枚目は「見たい」と思わせる写真にする
1枚目の画像は、求人一覧の中でその求人がクリックされるかどうかを左右する、いわばサムネイルのような役割を持ちます。会社のロゴや無関係な風景写真ではなく、実際の仕事の様子がひと目でわかる写真を選ぶことが基本です。
複数枚を使って作業の工程を順番に見せる
製造業であれば、材料の準備から加工、仕上げまでの工程を、写真の順番に沿って見せることができます。1枚では伝わらない仕事の流れも、複数枚に分けることで、ホームページや求人原稿の文章を読まなくても仕事内容が理解できるようになります。
実際の現場・作業風景を撮影する
イメージ写真やストックフォトではなく、実際にその会社で働く様子を撮影した写真の方が、候補者にとって説得力があります。飾らないリアルな現場の雰囲気は、入社後のギャップを減らすことにもつながります。
採用したい人材像が働く姿を想像できる写真を選ぶ
未経験者を採りたいのか、経験者を採りたいのかによって、見せるべき写真も変わります。経験者を狙うのであれば、専門的な工程や設備が写っている写真の方が「自分のスキルが活かせそうだ」と感じてもらいやすくなる傾向があります。
各写真に短いテキストを添えて見出しの役割を持たせる
写真に一言のテキストを添えることで、その画像が何を伝えているのかが明確になり、次の画像を見たいという気持ちも引き出しやすくなります。写真とテキストを組み合わせることで、1枚1枚が小さな見出しのような機能を持つようになります。
写真を選ぶ前に決めておきたいこと
写真の選び方を考える前に、そもそも「誰に応募してほしいのか」を明確にしておくことが欠かせません。求人媒体や写真の枚数といった手法から考え始めてしまうと、結局どの写真を選べばよいのかという判断がぶれてしまいます。まず経験者・未経験者のどちらを採用したいのか、どの業務を任せたいのかを整理したうえで、その人物像に合わせて写真を選んでいくという順序が重要です。
ターゲットが明確になっていれば、撮影すべき工程や場面もおのずと絞られます。逆に、ターゲットが曖昧なまま写真を選ぼうとすると、あれもこれも載せたい写真になり、結局何を伝えたいのかわからない求人票になってしまうケースもあります。
撮影方法の選択肢:内製・プロ伴走・フル代行
求人票用の写真をどう用意するかにも、いくつかの選択肢があります。
- 自社スタッフがスマートフォンなどで撮影する内製型
- 自社で撮影した写真を、プロが構成やディレクションだけ伴走してブラッシュアップする方法
- 撮影から画像選定までを外部にフル代行してもらう方法
内製型
自社スタッフが日常の業務の合間に撮影する方法です。コストを抑えられる一方、どの工程を、どの角度で、何枚撮ればよいかという判断は自社で行う必要があり、写真の見せ方に工夫がいります。
プロが構成・ディレクションを伴走する方法
自社で撮影した素材をもとに、プロが「どの写真をどの順番で見せるか」「どの工程を切り取るか」といった構成面をディレクションする方法です。現場を最もよく知る自社の視点を活かしながら、伝わる見せ方に整えられるのが特徴です。
フル代行型
撮影から画像の選定・加工までを外部に任せる方法です。採用担当者の手間を大きく減らせる一方、現場の雰囲気やターゲット像を外部に正確に伝える工程が欠かせません。
どの方法にも一長一短があり、唯一の正解というものはありません。自社の体制やリソース、どこまで内製できるかに合わせて選ぶのがよいでしょう。
まとめ
- 求人票の写真は、文章を読んでもらう前の「入り口」として応募数を左右します
- Indeedのように複数枚の画像を見せられる媒体では、工程や現場の様子を順番に見せる構成が効果的です
- 写真を選ぶ前に、どんな人材に応募してほしいのかというターゲットを明確にしておくことが欠かせません
求人票の写真一つで、応募の集まりやすさは大きく変わります。まずはお気軽に無料相談からご相談ください。
