採用SNSの応募導線はどれを選ぶか|公式LINE・採用LP・DM受付の使い分け

COLUMN SNSマーケティング

採用SNSの応募導線は公式LINE・採用LP・DM受付のどれが正解かではなく、SNSで新規に応募者を増やす発見型か、求人媒体で興味を持った人がSNSで確認する確認型かという運用目的によって最適な選び方が変わります。

採用SNSの応募導線はどれを選ぶか|公式LINE・採用LP・DM受付の使い分け

採用SNSの運用を始めると、多くの会社がまず議論するのは、どんな動画を投稿すれば再生数が伸びるかという発信の部分です。ただ、動画を見て会社に興味を持ってもらった人を、その後どうやって応募や採用までつなげていくかという「応募導線」の設計は、意外と見落とされがちです。

再生数やフォロワーが伸びても、プロフィールを見た人が次に何をすればいいのか分からなければ、採用の成果にはつながりません。採用SNS 応募 導線をどう設計するかは、発信内容そのものと同じくらい採用成果を左右するテーマです。

応募導線とは何か

応募導線とは、SNSで動画を見た人がその後どのような流れで応募に進むのかを設計することです。興味を持った人はまずプロフィールを確認し、そこからDMで問い合わせるのか、採用サイトを見てもらうのか、公式LINEに友だち追加してもらうのか。動画視聴後にどこへ案内し、どんなステップを踏んでもらったうえで応募まで進んでもらうか。この一連の流れを事前に設計しておくかどうかが、SNSでの興味を実際の応募につなげられるかを左右するという点は、発信を強化する前に確認しておく価値があります。

公式LINE・採用LP・DM受付、使い分けの結論

SNS採用の応募導線には、主に公式LINE・採用LP・DM受付という3つの選択肢があります。ただし、どれか一つがすべての会社にとって絶対的な正解というわけではありません。

採用SNSには大きく分けて2つの使い方があります。ひとつはSNSで初めて会社を知ってもらい、そこから応募につなげる「発見型」。もうひとつは求人媒体などで会社を知った人が、応募前にSNSで社名検索をして雰囲気や働く人を確認する「確認型」です。

発見型として運用するのか確認型として運用するのか、また発見型の中でも定期的な動画投稿を中心にするのか、一定の広告予算をかけて運用するのかによって、適した応募導線は変わってきます。3つの動線の向き不向きを整理すると、次のようになります。

採用SNSはどう使うかという目的から逆算して動線を決めることが、応募導線設計の出発点になるという前提で、自社の運用目的と候補者の流入経路を整理したうえで選ぶことが、遠回りに見えて一番の近道です。

公式LINEを使った応募導線

発見型として運用するなら、公式LINEを中心にした動線がおすすめです。動画視聴後にプロフィールを見てもらい、公式LINEを友だち追加してもらい、個別のやり取りを経て応募につなげる流れです。SNSきっかけの応募獲得に公式LINEが向いている理由は、主に3つあります。

企業側から定期的に再アプローチができる

SNSで会社を知って多少興味を持っても、その場ですぐ応募する人ばかりではありません。今すぐ転職するつもりはない、他社とも比較してから考えたい。こうした人も少なくありません。公式LINEに登録してもらえれば、後日あらためて求人情報や社員紹介、職場見学の案内を送ることができます。SNSで生まれた興味をその場限りで終わらせず、候補者との接点として残せることが公式LINEのメリットです。

採用SNSきっかけの興味は、求人媒体経由の興味と違い、将来的な転職の際の参考として保存されている場合も少なくありません。ある採用SNS支援の現場では、公式LINEの友だち追加からしばらく時間が経ってから応募に至るケースもあると言われています。継続して接点を持てることは、公式LINEならではの強みといえます。

SNSを見ている人の温度感に合わせやすい

InstagramやTikTokは、求人を探すためだけに使われているわけではありません。移動時間やすきま時間になんとなく見ている中で採用動画が流れてくることも多く、その場でいきなり氏名や経歴を入力する正式応募を求めるのは、候補者にとってハードルが高くなります。

まずは公式LINEを追加して詳細を見てもらい、落ち着いたタイミングで段階的に応募を獲得していく設計が重要です。この設計により候補者の温度感に合わせて応募までの段階をつくれることが、公式LINEとSNS発の応募の相性の良さにつながります。

応募前からこちらでアプローチできる

採用SNSを見ている人は、今すぐ転職したいという人ばかりではありません。今すぐではないが良い会社であれば転職したい、少し気になっているが応募するかは決めていない。こうした温度感の人も多く、候補者側から積極的に質問したりするとは限りません。

だからこそ、今転職活動を検討しているか、条件面で不安な点はないかといった声かけを企業側から行えることが、公式LINEを使う大きなメリットです。ただし個別対応は担当者の手間がかかる手法でもあり、運用するリソースがあるかどうかは検討すべきポイントです。

採用LPを使った応募導線

採用LPとは、仕事内容や給与、福利厚生、職場の雰囲気など、応募を判断する前に必要な情報を1ページにまとめた採用専用ページです。一定の広告予算をかけてSNS広告を運用する場合は、動画から直接公式LINEに誘導するのではなく、間に採用LPを挟む動線が適しています。

具体的には、動画広告を視聴する、採用LPで仕事内容や条件を確認する、公式LINEを友だち追加する、LINE上でやり取りして応募につなげる、という流れです。

採用LPを挟んだほうがよい理由は、短い動画だけで応募判断に必要な情報をすべて伝えきるのが難しいためです。仕事内容、給与や勤務時間、未経験でも応募できるか、どんな社員が働いているか。こうした情報を1本の動画に詰め込むことはできません。だからこそ広告動画では会社や仕事にまず興味を持ってもらうことに集中し、採用LPで動画だけでは伝えきれない情報を補ったうえで公式LINEへ誘導する構成が効果的ですという設計が有効になります。

一方、定期的な動画投稿を中心に運用しており、複数の動画から仕事内容や雰囲気がすでに十分伝わっている場合は、必ずしも採用LPを挟む必要はありません。応募までのステップが無駄に増えてしまうため、この場合はSNSのプロフィールから直接公式LINEに誘導したほうがシンプルな動線になります。

DM受付を使った応募導線

DMを使った動線は、InstagramやTikTokを見た候補者から、質問や問い合わせ、応募をDMで受け付ける方法です。SNSきっかけで新しい応募を増やしたい発見型の運用であれば公式LINEがおすすめですが、求人媒体や採用イベントで会社を知った人が応募前にSNSで雰囲気を確認する確認型の使い方であれば、DM対応でも問題ありません。

確認型で使われる場合、候補者はすでに求人票を見て仕事内容や募集条件をある程度理解し、興味を持っている状態です。未経験でも本当に大丈夫か、どんな人が働いているかなど求人票だけでは分からない部分を確認するためにSNSを見るため、前のめりに質問してくれる傾向があります。こうした疑問にDMで個別に答えられれば、応募前の不安を減らし、応募や面接に進みやすくすることができます。

ただしDMは候補者からの連絡を待つ動線です。まだ興味が薄い状態では質問してくれないことの方が多く、公式LINEのように企業側から働きかけることには向いていません。だからこそDMはSNSきっかけの応募を増やす中心の動線ではなく、求人媒体で興味を持っている人の質問に答え、応募前後の離脱を防ぐ補助的な動線と位置づけるのがおすすめという整理が実務的です。

まとめ

採用SNSの応募導線は、公式LINE・採用LP・DM受付のどれが一番優れているかではなく、採用SNSをどのような目的で運用するかによって最適な形が変わります。要点は次の3つです。

ただし最適な動線は、募集する職種や業界、求人条件、SNSの運用方法によっても変わります。自社にどの応募導線が合っているのか迷う場合は、目的と流入経路を整理するところから一緒に考えていくのがおすすめです。

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FAQ

よくある質問

公式LINEとDM受付を両方設置してもいいですか?

目的が異なるため併用は可能です。発見型の主動線は公式LINEに寄せつつ、質問だけ受けたい人向けにDMも開けておく、という組み合わせは問題ありません。ただし主動線を一つに絞らないと、どこから応募が来ているか分かりにくくなる点には注意が必要です。

採用LPは必ず新しく作らないといけませんか?

既存の採用サイトに仕事内容や条件、社員の声などがすでにまとまっていれば、それを採用LP代わりに使うことも可能です。重要なのは新規ページを用意することそのものではなく、動画だけでは伝えきれない情報を1ページで補えているかどうかです。

一度決めた応募導線は途中で変えないほうがいいですか?

運用開始時の目的や流入経路が変われば、導線を見直すこと自体は自然な対応です。例えば発信を中心に運用していた会社が広告予算をかけ始めた場合は、採用LPを挟む構成に切り替えるなど、段階に応じて調整する会社もあります。

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