採用アカウントの投稿が再生されるようになったのに、フォローは増えず応募にもつながらない——この状態で投稿の企画をいくら練り直しても、成果は変わりません。見落とされがちなのが、投稿とフォローの間にあるプロフィールです。
投稿とフォローの間には、プロフィールがある
求職者が投稿を見て「この会社、気になるな」と思ったとき、次にすることは決まっています。アカウント名をタップして、プロフィールを見に行く。 ここで判断が下されます。
つまりプロフィールは、初対面の第一印象にあたります。ここで「何の会社か分からない」「誰に向けたアカウントか読めない」となれば、そのまま戻られます。投稿がどれだけ届いても、この関門で止まっていれば結果は出ません。
しかもここは、じっくり読んでから判断される場所ではありません。ざっと目を通して、続きを見るかどうかが決まります。投稿の改善より先に、ここを整えるほうが費用対効果は高くなります。
なお、採用Instagramに何を期待すべきかという前提については採用Instagramの本当の役割で整理しています。あわせて読むと、プロフィールに何を書くべきかが決めやすくなります。
アカウント名は「1秒で分かるか」がすべて
まず直したいのがアカウント名です。ここは自己表現の場所ではありません。
企業の採用アカウントであれば、社名と「何のアカウントか」がセットで分かる形にします。社名だけだと、商品の宣伝アカウントなのか、採用の情報が流れてくるのかが判別できません。「株式会社◯◯|採用担当」「◯◯の採用アカウント」のように、役割まで書いてしまうほうが親切です。
判断基準はシンプルで、見た人が1秒で用途を理解できるかです。ここで凝った言い回しやアルファベットの略称を使うと、読めない・分からないという理由だけで離脱されます。個性を出す場所は投稿やストーリーであって、名前ではありません。
アイコンも同じ考え方です。企業アカウントならロゴが基本ですが、小さく表示されたときに潰れて読めないロゴは避けたほうがよいでしょう。そして一度決めたら頻繁に変えないことです。人はアイコンでアカウントを覚えています。 変えるなら年に1回程度にとどめ、変更時はストーリーで告知しておくと「知らないアカウントが流れてきた」と思われずに済みます。
プロフィール文は4ブロックで組む
プロフィール文は自由に書くと散らかります。構成を決めてしまうほうが速く、伝わります。採用アカウントであれば、次の4つを上から順に並べます。
- 何をしている会社か
- このアカウントをフォローすると何が分かるか
- 信頼の裏づけになる情報
- 次にどこへ行けばいいか
何をしている会社か
1行目には事業内容を端的に書きます。業界の人にしか通じない表現は避けてください。求職者は業界の外にいることが多く、正式な事業区分より「何をしている会社なのか」が伝わる言葉のほうが機能します。
フォローすると何が分かるか
2行目以降で、このアカウントを見続けると何が得られるのかを書きます。「社員の日常」「現場の仕事」「選考の情報」など、投稿内容と一致させるのが前提です。ここに書いたことと実際の投稿がずれていると、フォローしても期待外れになり離れていきます。
信頼の裏づけになる情報
創業年数、拠点、事業規模、有資格者数——求職者が判断材料にする客観的な情報を置きます。ここで注意したいのは、採用と関係のない実績を並べないことです。行数は限られているので、「この会社は大丈夫そうか」という不安に応える情報を優先します。
次にどこへ行けばいいか
最後の行が、実はいちばん重要です。プロフィールまで来た人をどこへ送るのか。 採用サイト、募集要項、応募フォーム、あるいは問い合わせ用のLINE。リンクと一緒に「募集職種はこちら」といった一言を添えておくと、押される確率が変わります。
ここを空欄にしたまま運用しているアカウントは少なくありません。せっかく興味を持った人を、行き止まりで返してしまっている状態です。なお、リンク先の採用サイトに何を用意すべきかは採用サイトの費用はいくらが妥当かで整理しています。
各ブロックの間は改行を入れて、視覚的に区切ってください。改行はスペースを入れてから改行すると反映されます。文字が詰まっているだけで読まれなくなります。
アカウントIDは短く、検索しやすく
見落とされがちなのがアカウントID(@から始まるユーザーネーム)です。ここも社名と用途が分かる短い組み合わせにしておきます。
注意したいのがアンダーバーです。区切りとして便利ですが、いくつも入れると検索しづらくなります。社名で探そうとした人が見つけられない、社員が投稿でメンションしようとしても打ちづらい——地味ですが、取りこぼしにつながります。使うとしても1つまでにとどめてください。
リンクは採用への導線を最上部に
プロフィールには複数のリンクを並べられますが、上にあるものほど押されます。採用アカウントであれば、採用サイトや募集要項への導線を最上部に置くことです。通販や会社案内と横並びにして埋もれさせると、せっかく興味を持った人が別の場所へ流れます。
プロフィールと投稿の見え方を揃える
もう1つ、細かいようで効くのが一貫性です。
プロフィールの雰囲気と、投稿の見え方がちぐはぐだと、それだけで作りが甘い印象を与えます。「風通しのよさ」を掲げているのに、投稿が硬い告知ばかりというケースはよくあります。逆に、写真の色味や文字の入れ方を揃えるだけで、まとまった印象になります。
求職者は無意識に、「ちゃんとしている会社かどうか」の判断を見ています。凝ったデザインである必要はありません。シンプルであること、そして統一されていること。これだけ満たされていれば十分です。
まとめ
採用インスタのプロフィール設計を整理しました。
- 投稿とフォローの間にはプロフィールがある。ここで離脱していれば、投稿をいくら改善しても結果は変わらない
- アカウント名は1秒で用途が分かる形にする。社名だけでは採用アカウントだと伝わらない。アイコンは頻繁に変えない
- プロフィール文は「事業内容→フォローする理由→信頼の裏づけ→導線」の4ブロック。最終行のリンクと一言を空欄にしない
なお、投稿そのものが届いていない場合は別の原因が考えられます。採用アカウントの投稿が届かない理由もあわせてご覧ください。
自社のアカウントが求職者からどう見えているか、点検から一緒に整理することもできます。まずはお気軽に無料相談からご相談ください。
