採用ストーリーズの使い方|24時間で消えるものを、なぜ採用に使うのか

COLUMN SNSマーケティング

ストーリーズは24時間で消え、基本的にフォロワーにしか届きません。それでも採用で使う理由と、新しい応募者を集める投稿とは役割がまったく違うことを整理します。

採用ストーリーズの使い方|24時間で消えるものを、なぜ採用に使うのか

投稿は続けているけれど、ストーリーズまで手が回らない。あるいは、上げてはいるものの何を出せばいいのか決まっていない——採用アカウントを運用していると、ストーリーズの扱いは後回しになりがちです。24時間で消えるうえ、基本的にフォロワーにしか届かないのだから、当然といえば当然かもしれません。それでも使う理由がどこにあるのかを整理します。

ストーリーズは「新しい人に届ける」機能ではない

まず役割をはっきりさせておきます。ストーリーズは、フォロワー以外への露出をほとんど生みません。新しい求職者に出会うための機能ではないということです。

では何のためにあるのか。すでにフォローしてくれている人との関係を維持し、深めるためです。採用の文脈に置き換えると、「気になってフォローしたけれど、応募までは決めていない」人に効く場所になります。

この違いは運用の優先順位に直結します。まだフォロワーが少ない段階でストーリーズに時間を取られ、リールなど新規に届く投稿が作れなくなるのは本末転倒です。見てくれる人がそもそもいないからです。最初に力を入れるのは新規に届く投稿のほうで、ストーリーズはその次。この順番を間違えると、労力の割に何も起きません。

応募を迷っている人に、何を見せるか

役割が決まれば、出す内容も決まります。ストーリーズで届くのは、少なくとも一度は自社に興味を持った人です。その人たちが応募をためらう理由に応えるのが、いちばん効きます。

出す内容は、次の3種類から組み立てると考えやすくなります。

気をつけたいのは、自己満足の投稿にしないことです。 「今日は歓迎会でした、楽しかった」で終わる投稿は、社内では盛り上がっても、見ている求職者には何も残りません。同じ場面でも「入社1か月の社員が馴染めるように、毎月このタイミングで場を作っている」と一言添えれば、会社の考え方が伝わる情報になります。

日常を出すこと自体は有効です。ノウハウや制度の説明ばかりでは、そこで働く人の顔が見えません。ただし出しっぱなしにせず、自社の考えと結びつける。この一手間があるかどうかで、意味がまったく変わります。

反応をもらうと、次から見てもらいやすくなる

ストーリーズの表示順は、見る人ごとに変わります。よく見ている相手、よくやりとりしている相手のものが前に出る仕組みです。つまり一度でも反応をもらえた相手には、次も前のほうに出やすくなるということです。

反応の中でも、メッセージのやりとりは関係の深さとして残ります。とはいえ、企業アカウントにいきなりメッセージを送るのは求職者にとってハードルが高い。そこで使えるのが、アンケートや質問スタンプといった機能です。タップするだけで反応できるので、心理的な負担がぐっと下がります。

採用アカウントなら、こんな使い方ができます。

質問に丁寧に答えていくと、それ自体が「この会社はちゃんと反応してくれる」という信頼になります。さらに、答える様子が次の投稿ネタにもなる。質問を受け付けることは、ネタ切れ対策としても機能します。

最後まで見てもらうための組み立て

もう1つ意識したいのが、飛ばされずに見てもらえるかどうかです。次々とスキップされる中で、指を止めてもらえるかが分かれ目になります。

複数枚をつなげて、1つの話として構成するのが基本です。1枚目で「今日は選考の流れを説明します」と切り出し、2枚目以降で順に見せていく。最後まで見てもらえるよう、次が気になる終わり方にしておくと効果的です。

情報量の多い1枚を作って、じっくり読んでもらう方法もあります。読み応えのある内容であれば、指を止めて読んでくれます。長くなるときは「読みきれない方は画面を止めて」と添えておくと、じっくり読んでもらえます。

頻度は毎日である必要はありません。意味のない連投はむしろ逆効果で、枚数が増えるほど1枚あたりの閲覧率は下がります。伝えたいことがあるときに、まとまった枚数で出す。上げること自体が目的にならないよう注意してください。

やらないほうがいいこと

最後に、避けたほうがよい点をまとめておきます。

BGMを入れる

ストーリーズは音を出さずに見る人がほとんどです。そこに突然音楽が流れると、驚かせてしまいます。凝った演出より、無音でも伝わるかどうかを優先してください。

リンクを貼れば見てもらえると考える

採用サイトへ送りたい気持ちは分かりますが、リンクを置くだけで踏んでもらえるわけではありません。なぜそこへ行く必要があるのかが伝わっていなければ、リンクは無視されます。 「募集要項はこちら」とだけ書くより、その前の数枚で仕事の中身を見せておくほうが、結果的に押されます。リンクは導線であって、動機そのものではありません。

紹介されたお礼の投稿を続けすぎる

他のアカウントに紹介されたとき、そのお礼を載せること自体は問題ありません。ただし続けすぎると、誰のアカウントなのか分からなくなります。見ている側からすれば、他社が主役の投稿を続けて見る理由はありません。自社の話に戻すことを意識してください。

なお、残しておきたい内容はハイライトにまとめておくと、24時間を過ぎても見てもらえます。役割の分け方は採用Instagramの本当の役割で整理しています。

また、アカウント全体で何を発信するかが決まっていないと、ストーリーズの中身も毎回ぶれます。その場合は採用アカウントの投稿が届かない理由から先に整理するほうが早道です。

まとめ

採用ストーリーズの使い方を整理しました。

自社のアカウントで何をどう出していくか、投稿の設計から一緒に整理することもできます。まずはお気軽に無料相談からご相談ください。

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